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女性ホルモンは卵巣だけで作られる?副腎の意外な役割

「女性ホルモン」と言えば「卵巣が作るもの」というイメージでしょうか?
確かに、『エストロゲン』や『プロゲステロン』といった女性ホルモンの主な生産工場は卵巣です。
ただ、私たちの体には、女性ホルモンの生産を補助するもう一つの重要な器官があります。

それは「副腎」という腎臓の上にある小さな臓器です。

今回は、この副腎が女性ホルモンにどのようにうまくいっているのかをわかりやすくお伝えしますね!

 

副腎ってなに?
副腎(ふくじん)は、腎臓の上にあるピラミッド型の小さな臓器です。

この副腎は、体の健康を支えるさまざまなホルモンを作る「工場」として働いています。

副腎が作る主なホルモンには、次のようなものがあります。

  1. ストレスに対抗するホルモン「コルチゾール」
    ストレスを感じるとき、体が頑張れるようサポートしてくれるホルモンです。

  2. 血圧や水分バランスを調整するホルモン
    体内の水分量や塩分濃度を調整し、血圧を安定させます。

  3. 女性ホルモンを補助的に作るホルモン
    これが今回注目するポイントです。
    卵巣が主役なら、副腎は「補佐役」としてホルモンバランスをサポートしています。

副腎が女性ホルモンを作る理由

副腎が女性ホルモンを作るのは、卵巣をサポートするためです。

体のホルモンバランスを守って、副腎は重要な役割を果たしています。

1. 卵巣が弱まるとき、副腎が助ける

更年期を迎えて、卵巣の働きが弱まり、『エストロゲン』や『プロゲステロン』の分泌量が減少します。

このとき、副腎が少ない女性ホルモンを補うことで、ホルモンバランスを支えてくれるのです。

副腎が健康でしっかり働いていれば、更年期障害(ほてりや疲労感など)を軽減する助けにもなります

 

2. 副腎の優先順位がホルモンバランスに影響する

副腎は、ストレスを受けると「コルチゾール」というホルモンを大量に作ります。

このコルチゾールは、体をストレスから守り、エネルギーを供給するために欠かせないホルモンです。

ですが、慢性的にストレスが続くと、副腎はコルチゾールの生産を最優先にするため、女性ホルモンを作る余力が不足してしまいます。
その結果、ホルモンバランスが乱れ、次のような不調が現れることあります:

  • 生理不順
  • 肌荒れ
  • 気分の不安定など

副腎が十分に働ける状態を保つことが、ホルモンバランスを守る鍵になります。

 

 

まとめ

副腎は、卵巣だけでは補いきれない女性ホルモンを補助的に行う重要な臓器です。
特に、更年期やストレスが多い状況では、副腎がホルモンバランスを支える重要な役割を担っています。

副腎がしっかり働いてくれるおかげで、私たちはストレスに勝ち、体調を安定させることができます。

セラピストが女性ホルモンと副腎の関係を知ることで、体の構造への理解を知り、より健康的な生活をサポートするヒントになるはずです。

なお、アカデミーでは「ドクター式リンパケア」として、副腎リンパの施術をしっかり学べるカリキュラムをご用意しています。

副腎ケアに興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。